アクリル什器の仕様や特性とは?
アクリル什器とは商品を並べる樹脂で作られた棚のことです。
石油原料の合成樹脂になります。透明で透き通って高級感があり、ガラスよりも軽く加工もしやすい、そして強度はガラスやプラスチックと比べてみると、10倍以上割れにくいのが特徴です。
樹脂なので傷は付きやすいのですが、ディスプレイ什器として透明感の表現をするにはメリットの方が大きいですね。
店頭の考察としては、ドラッグストアーやバラエティーショップの壁面什器は定番のブランドがほとんどアクリルになっています。そして百貨店の制度化粧品※なども
アクリルが使用されています。
※制度化粧品とは、化粧品メーカーが、卸売業者等を通さずに直接小売店で販売する流通システムにおける化粧品を指す。 メーカーから美容部員が小売店に派遣されるのが特徴である。
・化粧品を陳列するアクリル什器のメリットとデメリット
アクリル什器はどんな化粧品に使われる?
商品を並べて他社の競合より多く販売する。
そのためには商品のブランディングに合わせて棚をデザインする必要があります。
下記条件にマッチしたものがアクリルで展開されています。
・商品単価が他社競合の同じラインナップより高い
・プロモーションの広告に使われているクリエイティブが高価格を連想させる
・美容部員が常に張り付いているコスメブランド
・壁面で通年販売されるブランドごとの定番什器
・百貨店の高価格帯ブランドフロア什器のほとんど
※これ以外の場合:1〜数店舗だけでしか展開しない、ミニマムなロットで販売する。一部だけでもアクリルを使ってアクセントを出したいならシモジマやモノタロウで!
安いアクリルならシモジマとモノタロウで!?
実は1個とか少量でオーダーするとどうしても高額になってしまうアクリル什器も
特徴としては、シモジマはコの字型が多い傾向。
モノタロウはひな段什器やボックス型など様々なサイズが揃っているようです。
決まったサイズになりますが数千円で手に入るので、小ロットだったり期間が短い
プロモーションの場合はとても助かりますね。
しかし、10台を超えるような注文になりそうでしたら、私たちのような什器専門の業者に相談してみてください。
コストもデザインもお役に立てるかもしれません。
・化粧品を陳列するアクリル什器のメリットとデメリット
オリジナルのアクリル什器をオーダーで制作、発注するコツ
まずは手書きでもいいので、サイズが分かる簡単なラフスケッチとおおよその制作数が分かると1個あたりの単価を出すことができます。
一個ずつ職人さんが丁寧に板をカットして接着していく工程なので、
制作費用の内訳を見ると。。。
[原材料]+[職人さんの時間あたりの人件費]+[運送費]がそのままの利益構造となっています。
運ぶ際の破損リスクを考えると国内で生産される場合がほとんどです。
しかし激安のアクリル什器を探す。。。となると海外(中国)になりますが、
やはり破損のリスクと為替の関係もあり、結局は国内製造のクオリティーが高い、
納期遅れや破損のリスクが少ないリバティープロにしよう!ということになるのです。
・化粧品を陳列するアクリル什器のメリットとデメリット
アクリル什器と紙什器、どっちを選ぶ?
アクリルと紙、どちらが商品が売れるか?という単純な問題でもありません。お客様とのヒアリングで見えてくるかもしれません。
《アクリル什器》
・ブランドのトンマナ(方向性)が高級指向 ・予算を十分持っている ・競合のブランドもアクリル什器でプロモーションしている ・百貨店で展開している
《紙什器》
・量産して全国にできる限り安く、コンパクトにして発送したい ・ドラッグストアのコスメ ・競合ブランドは季節の変わり目に棚(什器)が変わる ・全国のドラッグストアで展開している
アクリル什器を選ぶメリットとデメリット
メリットは、見た目はもちろんですが、実は一度設置されると長く陳列してくれることが多い。ということもあります。
(ドラッグストア・バラエティーショップ) デメリットは小さくコンパクトにできないために、発送の際運賃が高く着くということ。
梱包するのに緩衝材もかなり慎重に設置、発送テストを数回実施しないといけません。よくあるトラブルは、破損のケースが多いです。
ひな段型、ボックス型、コの字型、置くだけでも美しい/
化粧品を陳列するアクリル什器のメリットとデメリット
アクリル什器というと、オーダーで高額なイメージがありますが、
実はひな段やボックス型、コの字型のアクリルを店頭に設置するだけでも
競合との差別化ができます。
エンドの平台ゾーンや、島什器などで設置するチャンスがある時はぜひ
組み合わせてディスプレイしてみるのもおすすめです。
東急ハンズなどではさまざまな厚さのアクリル板も販売しています。
板をショーカードサイズ(値札)にカットして後ろから紙の値札を貼るだけで、
高級な百貨店のような見た目のプライスPOPができあがります。
価格は安く、見た目は高く!アイデア次第であなたのブランドに脚光が当たります!
・化粧品を陳列するアクリル什器のメリットとデメリット